2019年9月18日発売 週刊少年マガジン 42号に掲載されている『ネクロマンス』 第4話のネタバレと感想です。
目次
前回のお話
第4話 【不死者の先人】
前回の煽りでシブキの先輩(?)が登場するとありましたが、早速登場しました。
しかし、それは世界一元気な死体【通称:笑顔のアゲラタム】と名乗るアンデッドで当然シブキたちとは面識がありません。
先輩(?)というのは不死者の先輩という意味だったようですね。
一般的なゾンビは寡黙であるようですが、この先輩ゾンビは魂の濃度が高いせいか非常に社交的です。
曰く、「まだまだ生きている人間には負けてられない。死生堂(しせいどう)の化粧水でお肌もピチピチ」だそう。
そんな先輩ゾンビに対して、ソフィは浄化を薦めます。
先輩ゾンビはやり残したことがあるからと言って、ソフィの話を断り、魔物よろずやの店長からとある魔具を受け取ります。
その魔具【常闇の加護(ヴィエオブスプロス)】は、聖属性を無効化するこの世に2つとない幻のアイテムでした。
サフィの強力な聖属性の杖で小突かれても何事もない先輩ゾンビをみたシブキは、自らが求めていた最強のアイテムであると興奮しています。
聖女サフィの決断
聖属性を無効化にするアイテムを手にした先輩ゾンビにはある目的がありました。
それは、拠点である地下墓地にいる同胞たちを守ること。
その拠点に突如、聖属性の魔法兵器が出現し、同胞たちが浄化され続けて、全滅寸前になっているようです。
魔具が欲しいシブキに対して、先輩ゾンビはこの件が片付いたら譲ってもいいと提案します。
シブキは先輩ゾンビに協力すること喜んで選び、魔物よろずやを後にし一行は拠点へ向かうのでした。
(魔物よろずやでサフィが聖属性に変えてしまった武具は弁償することになりました。代償は魔力。支払ったリコはぐったりしています。)
道中、サフィはゾンビになってまで生き続けようとするのか、辛い日々を送るより魂の浄化を受け入れた方が幸せになれるのではないかと問いかけます。
そんなサフィに、先輩ゾンビは「腐っても生きている。だからといって問答無用に浄化していいわけでもない。実際、アンデッドのシブキとも仲良くやっているだろう」と答えます。
その答えに、サフィも言い返すことが出来ません。
拠点に到着した一行が目にしたのは・・・盆踊りをするゾンビたちでした。
ゾンビたちは浄化されていく同胞たちを悼みながらも、精いっぱい生き続けようとしています。
先輩ゾンビは、人らしく居られる源は”愛の力”であるといい、その言葉を聞いたサフィはゾンビたちに理解を示し、心境にも変化が現れました。
その時です。
突如、拠点の壁が崩壊し、魔法兵器の不意打ちにより先輩ゾンビは左腕を消失してしまいました。
ソフィの杖にも耐えることの出来た魔具を装備していながら、大ダメージを負ってしまった先輩ゾンビ。
先ほどまで笑顔で踊っていた同胞たちが、目の前で次々と浄化されていきます。
その死地の中、先輩ゾンビが浄化されてまでも守りたい者、ネグリタという名の奥さんゾンビの盾となります。
魔法兵器に浄化されてしまうと焦るリコたちの前へ、決断したサフィが立ちはだかり、先輩ゾンビたちを救い出して、第5話へつづきます。
煽り:次回は”サフィ大活躍!”乞うご期待!!
感想
また愉快なキャラクターが登場しましたね。
情に厚く、ギャグもこなせる使い勝手の良い人(ゾンビ)で、この話だけの限定キャラクターなのかは分かりませんが、これからも登場してくれると嬉しいです。
堂本先生はどのキャラクターも愛していることが判りますね。
決して汚い言葉を使わないですし、マイナスな感情もほとんどないので、ピュアな少年たちには是非、追いかけて続けてもらいたい作品だと思います。
汚れた心を持った大人たちはサフィちゃんに浄化されてしまえばいい。
むしろ、浄化してもらいたい。
そんなわけで、次回も楽しみですね!
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