2019年11月13日発売 週刊少年マガジン 50号に掲載されている五等分の花嫁 第110話のネタバレと感想です。
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目次
前回のお話
最新話 第110話 【最後の祭りが五月の場合②】
無堂先生が実父!?
五月たちが生まれる前、五つ子だと判明した時に無堂先生は消息を絶ちました。
五月は無堂先生が今更どの面下げて現れたのかと怒りを隠しきれません。
ごめんなさい!
無堂先生は土下座して謝罪します。
額を地面にこすり付け、額から流血しながら必死で弁解します。
それでも五月の考えは変わりません。
無堂先生は弁解しつつも、マルオを批判し、そして五月の教師になるという夢をも否定します。
さらに五月たちに対する愛があるから、無堂先生の妻であり五月たちの母でもある零奈の影を追う五月を止めるために行動に移したのだと言います。
その言葉に、五月はかつての零奈との会話を思い出し、考えが揺れ動くのでした。
風太郎と無堂
学園祭最終日
風太郎と二乃・三玖との会話
五月は学園祭には来ていません。
昨日から部屋に籠っているとのことです。
その会話を聞いていた無堂が突如、風太郎達の会話に乱入してきます。
二乃・三玖は無堂のことを知らないので、風太郎の知り合いだという認識で親切さを見せます。
対して風太郎は、二乃・三玖に無堂が実父だと悟られないように、無道に耳打ちします。
風太郎の耳打ちに、不敵な笑みを浮かべる無堂。
そして無堂は、そそくさとその場を立ち去ります。
風太郎も二乃たちの前から去ろうとします。
すると二乃は風太郎が五月に会いに行くのだろうと察し、家のカードキーを渡します。
そうやって困っている人を助けずにはいられない風太郎に改めて好きだとつぶやく二乃は、五月のことを風太郎に任せるといい、風太郎を見送ります。
五月の夢
マンションに到着し部屋に入る風太郎
そこにはリビングで勉強する五月の姿がありました。
風太郎が声をかけます。
五月は驚く素振りも見せずに風太郎に不安を吐露します。
そして、学園祭を返上してまでも勉強しているこの現状に意味を見出せずにいました。
自分が選んだ道は間違っているのか。
五月の不安に対して、風太郎は茶化しながらも教師になりたいという五月の夢を後押しします。
夢を目指すもよし、諦めるもよし。
他人の戯言に惑わされずに、自分で道を歩めと。
風太郎の言葉に、五月がなりたい零奈との想い出が蘇り、そして五月は叫びます。
母のような教師になりたい!自分の意志で母を目指す!
その言葉を聞いた風太郎は、家庭教師として力になれることは全力でサポートしてやることだと言います。
そして、五月は風太郎に勉強を教えて欲しいと頼み、風太郎は引き受けます。
五月はその前に、もう1度無堂に会わないといけないと決意するのでした。
第110話 【最後の祭りが五月の場合②】 おわり
感想
五月ちゃん回は、四葉ちゃん回とはまた違うベクトルで良い話でした。
実父は素直に謝罪していましたが、個人的には演技な気がします。
一花や四葉ちゃんの演技力を見るかぎり、生真面目な零奈が演技できるようには見えませんから、父親譲りだと思います。
その証拠に、謝罪しつつも五月ちゃんの夢を否定し、マルオをも否定しています。
その上、風太郎に対しても不敵な笑みを浮かべています。
本性はまだ見せていないでしょう。
それもそのはず、五つ子と判明した直後に消息不明になるくらいですからね。
そもそも無堂を実父とも表現したくないですね。
マルオこそが実父であって欲しい気持ちがあります。
次回、決着してほしいものです。
そして今回のめだまは、家での風太郎と五月ちゃんとの会話でしょう。
五月ちゃんが感情を暴発させながら、なりたい自分を伝えるシーンは目頭が熱くなりました。
風太郎の後押しの台詞も凄く格好良かったです。
五月ちゃんは風太郎に勉強を教えて欲しいと乞いましたが、もしかしたら、五月ちゃんが初めて風太郎に頼み込んだ瞬間かもしれません。
最初は貴方には絶対に教わらないと言っていたのに、今は風太郎を頼りにするような間柄になったわけですね。
大嫌いから大好きへと議論がありますが、今回の台詞はまさにこれに当てはまるのではないでしょうか。
二人の絆が深まった素晴らしい回だったので、みなさんにも是非読んで欲しいものです。
次回は五月ちゃん③なのか、風太郎回なのか、予想がつきません。
ますます気になる展開になっていますが、今回はここまで。
次回をおたのしみに~!