2019年10月10日発売 週刊ヤングジャンプ 45号に掲載されているキングダム 第617話のネタバレと感想です。
目次
前回のお話
最新話 第617話 【飛信隊の止め方】
蒙恬vs馬南慈
蒙恬の一撃が馬南慈の右目を切り裂きます。
つづいて蒙恬は、王翦の近衛兵には馬南慈の処理を、他の兵にはもう一方の超国軍である傅抵隊を抑えて、王翦を逃がせと高々に命じるのでした。
蒙恬、王賁の参入により、王翦はなんとか討ちとられずに済みました。
その状況に、自らも危険が迫っている李牧は焦りが隠しきれません。
李牧陣営は着々と戦力が削ぎ落されていきます。
超国左軍は指揮に入った金毛将軍により、どうにか粘りをみせているようです。
その金毛将軍と相対するのは、秦国の飛信隊でした。
金毛将軍は今の飛信隊を、圧倒的な武力を持つ信はもちろんのこと、前線の隊に加わり指揮を執っている軍師・河了貂の存在が飛信隊の力を十二分に引き出していると分析します。
そして、金毛将軍は現場に出ている河了貂を見て、飛信隊を止める手立てを思いつくのでした。
絶体絶命、軍師を護れ!
場面は飛信隊視点に移ります。
指の骨が見えるほど矢を射続ける仁。
そんな仁を気遣う弟の淡ですが、相変わらず馬しか撃てていない様子。
そんな折、遠くから敵の小隊が近づいてくる影がみえるのでした。
一方、河了貂は信たちの後方から戦況を見定めています。
と、その時です。
河了貂の傍にいた味方の兵士の頭に飛矢が命中して絶命してしまいます。
突然の出来事に、何が起こったか把握が遅れる河了貂たち。
そこへ金毛率いる弓兵が河了貂目掛けて矢を放ってくるのでした。
河了貂を逃がすために、自らの命を張り身体を盾にする飛信隊員たち。
次々と射抜かれ、絶命してしまいます。
それでも河了貂だけは何としてでも守り抜こうとし、河了貂も決死の覚悟で背を向け逃げるのでした。
河了貂の背中を目で捕らえた金毛は、慶舎と岳嬰を打ち取った飛信隊の軍師・河了貂に対して、殺気を向けるとともに、部下に河了貂を射抜くように命じます。
飛信隊員たちが両腕を広げ、盾になる面積を増やしますが、無情にも1本の矢が隊員たちの横をすり抜け、河了貂は左肩を撃ち抜かれるのでした。
あまりの衝撃に河了貂は落馬してしまいます。
好機とみた金毛は、さらに河了貂の顔を撃ち抜くように指示します。
河了貂は咄嗟に右手で顔を覆いますが、その右手に矢が突き刺さり、体勢を崩してしまいます。
金毛はトドメと言わんばかりに、部下の計布の名を呼び、その呼びかけに計布は河了貂へ槍を突き刺すために振り下ろそうとします。
飛信隊員は、河了貂の名を呼ぼうとし、河了貂は目を見開き焦りを見せ、最後にドンという音と共に空中に誰とも知れず返り血が舞ったところで、次回につづきます。
感想
今週もドキドキが止まらない展開で、あっという間に読み終えてしまいました。
両陣営、王手前の詰めろのような感じですが、秦国は蒙恬・王賁の活躍で何とか王翦を逃がせそうですね。
これにより、若干のアドバンテージを得たに違いありません。
対する超国ですが、
李牧さま・・・。
やはり、貴方の読みは甘かった(笑)
超国の将軍は次々と討ち取られているし、王翦も討ち取れずに一気に劣勢になっているじゃないですか。
この大戦で史実については敢えて調べてはおりません。
そのため、この戦いで李牧さまが生き残るかは分かりませんが、仮に生き残れたとしても、またも読者から笑われてしまいますよ。
なんとか頑張ってくださいね!
さてさて、今回は飛信隊、特に河了貂回でしたね。
軍師を狙うのは定跡でしょうから、狙われないために後方にいることも定跡でしょう。
そのような、的がわざわざ前線に参加しているのですから、超国としては見過ごせないですよね。
超国としては左軍の指揮を執っていたのが金毛で良かったのではないでしょうか。
李牧さまだったら・・・、余裕の素振りを見せて結局無傷で逃げられていたはずです。
金毛が飛信隊に恨みを持っていたことも追い風になっているでしょうけどね。
河了貂が絶体絶命のピンチですが、最後のコマの返り血は誰のものかわかりません。
予想としては、仁が計布を撃ち抜くか、淡が計布の馬を撃ち抜くかのどちらかだと思っています。
それでも淡の覚醒は必要でしょうから
仁が計布を撃ち抜く→金毛軍の弓兵が仁を狙う→手の負傷により矢が撃てなくなる仁→仁のピンチに淡が覚醒という流れになる!というよりなったらいいなー。
仁淡がんばれ!ってことで
ますます気になる展開になっていますが、今回はここまで。
次回もおたのしみに~!