2019年9月11日発売 週刊少年マガジン 41号に掲載されている五等分の花嫁 第101話のネタバレと感想です。
目次
前回のお話
扉絵
学園祭最終日(夜)、校舎のベランダで黄昏ている一花
第101話【最後の祭りが一花の場合①】
一花「ほんとあなたって優柔不断で 最低ね」
ドラマのワンシーンの台詞から物語は始まりました。
時は、学園祭初日に風太郎が姉妹を教室に呼び出すメールを出した時まで遡ります。
突然の風太郎からのメールでデレデレの一花に対して、演技とのギャップを感じる織田社長。
一花は、だめだめ・・・変な期待したら・・・と風太郎を諦められずにいます。
学園祭デート?
都合よく急に仕事が無くなった一花は学園祭に来ますが、今や売れっ子になった一花が通う学校ということで一花目当てな人もちらほらいる様子。
騒ぎにならないように持ってきていた変装道具で二乃になりすまします。
しかし、学園祭初日にアイドルとして注目されていた二乃に変装したことで、逆に追い掛け回される羽目に・・・。
一花は自分の居ない間に二乃が人気者になっていたことに困惑しています。
二乃の姿で逃げ回っていた一花でしたが、偶然出会った風太郎に救われます。
しかも、風太郎は一目で一花であると見破っています。
一花は風太郎から貰ったメールを自分宛だと勘違いしていました。
しかし実際は五人全員に一斉送信されていたことを知り、隠れながら照れています。
五人を集めて何の用かと尋ねる一花に、風太郎は特に用はないがせっかくの学園祭だからいつものメンバーで集まりたいとさらっと答えます。
風太郎の答えに一花はてっきり大事な話があるのかと思っていたと伝え、さらに風太郎がまだ告白の返事をしていないことに対して言及します。
そんな折、二人は迷子を見つけます。
第99話で風太郎が見つけた迷子のショー君です。(第99話参照)
幼いが故、迷子になってしまったことにショー君はグズリかけますが、一花は長女らしさを発揮し、元気づけます。
そして、これまた第99話のコマにある喧嘩をする女の子たちに遭遇し、今度は長男らしく風太郎が止めに入ります。
どうやら上手くいかなかったようで、ショー君に慰められる風太郎。
ここでようやくショー君は一花が女優であることに気が付きます。
しかも、一花がドラマでキスしていたと言うのです。
それを聞いた風太郎は、表情が固まり無言になってしまいます。
露骨に態度が変わった風太郎。
一花はショックを受けたのかと尋ねます。
さらに風太郎も経験済みだもんねと畳みかけます。
第68話【スクランブルエッグ⑧】でのキス(通称:鐘キス)が脳裏に過る風太郎ですが、あれは(キスは)事故だと考えていると答えます。
その答えに、一花は「へー、本当にしてたんだ」と棒読みで答えます。
一花は続けて、誰としたのか、誰だと思うかと風太郎に質問攻めします。
答えられずにいる風太郎に対し、ショー君はモテモテだと冷やかします。
さらにショー君はそういうのは良くないって前にドラマでやっていたと風太郎に説きます。
そのドラマは、姉妹が同じ人を好きになり、その男の人をめぐって険悪になって修羅場になってしまうというものでした。
さすがの一花も心当たりのある(というより当事者)展開だったためか、この話はもうやめようとショー君の話を遮る始末。
そのドラマの結末は、片方と結ばれてもう片方とはそれっきりというものでした。
ショー君が話終わった直後に、ショー君ママを見つけ、ショー君は無事にママと再会できました。
風太郎が出した答えとは・・・
場面は、学園祭初日に風太郎が五姉妹へ想いを告げた後に飛びます。
学園祭を後にする一花を見送りに来る風太郎。
そんな風太郎に一花は、五人とも好きなんてまるで浮気男の台詞だったと茶化します。
そして思い詰めたような表情をし、一花はもう来られないかもしれないから、今すぐ風太郎の答えを知りたいと言います。
一花は、選ばれるのが自分ではなくてもいい、二乃や三玖、姉妹の誰であってもこの気持ちに区切りをつけたいと強い気持ちを持っている様子。
そんな一花に対し、風太郎は無情にも「誰も選ばない」と答えるのでした。
第101話 【最後の祭りが一花の場合①】おわり
感想
今週もボリューム満点で読みごたえがありました。
なんといっても、タイトルの長さ!
そして、①があるということは・・・、と勘繰ってしまいますね。
今回は、久しぶりの一花回で、一花推しの皆さんはホッとしたのではないでしょうか。
第99話、第100話で風太郎は五姉妹全員を好きであり友人であり特別であると言っていることから、二乃に変装した一花も一瞬で見抜いたのでしょう。
友愛なのか、はたまた愛の力なのか。
今なら、五姉妹のお爺ちゃんとの約束も果たせそうですね。
続いて、第99話に登場した迷子のショー君ですが、恐ろしい子でしたね。
女優である一花は当然、ドラマでキスシーンがあると予想は出来ました。
ショー君はさらっと暴露していましたが、風太郎も少なからずショックを受けていたと思います。
この発言は、風太郎だけではなく読者の皆さんも様々な意味を持った悲鳴をあげることになったのではないでしょうか。
そして、鐘キスも触れられましたね。
私は、鐘キスが花嫁に直結するとは思っていません。
もちろん花嫁の可能性もありますが、あのイベントはあくまでも、風太郎の中で恋愛が以前感じていた愚かなものであるという考えから、あれほど真剣な思いを馬鹿にすることは出来ないと心情の変化を表したものだと思っています。
きっとあの時から特別に感じていたとありますように、今の風太郎が五姉妹に感じている思いと同じですから、鐘キスをキッカケに心情が変わっていったのでしょうね。
話が脱線しましたが、最後に風太郎が最終日に出す答えが分かりましたね。
「誰も選ばない」ですか・・・。
第100話の最後のモノローグに、「この選択は、或いはこの選択をすることは正しかったのだろうか」とありますように、最終日までに「誰も選ばない」から「特定の誰かを選ぶ」ことを選択すると決めたことによる葛藤かと感じました。
途中で考えを改めたからこそ、この選択をすることは正しかったのかと迷うわけです。
さらに、 特定の誰かに告白をするということは、6人でいる時間が好きな風太郎からしたら、その関係を崩しかねない選択になるわけですから、正しかったのか自問自答するのも合点がいきます。
一人を選択すると、他の子は切り捨てることになりますからね。
姉妹のことを自分より優先させている四葉ちゃんならなおさらです。
四葉ちゃんを選んでほしかったですが、四葉ちゃんを選ぶと四葉ちゃんが大好きな姉妹たちが悲しむという恐ろしい矛盾が生じます。
どうやって打破すればいいの?
教えて、ねぎ先生!
それはそうと巻末まであと3話になりましたが、そろそろ五等分の花嫁名物、〇〇の伝説が登場するのではないでしょうか!
学園祭にまつわる伝説と言えば、”演劇”か”後夜祭”でしょう。
演劇なら四葉ちゃんにチャンスがあるかも!と考えつつ、今日はここまでといたします。
次回の話も目が離せませんね!乞うご期待!
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