2020年2月20日発売 週刊ヤングジャンプ12号に掲載されている『キングダム』最新第632話のネタバレと感想です。
目次
前回のお話
【前回のあらすじ】
✅羌瘣は秘術により、信がいる”天地の間”にやってきます。
✅羌瘣の寿命と引き換えに、信は生き返るのでした。
✅天地の間にいた、松左と去亥に羌瘣は救い出され、元の世界へ。
松左…去亥…ありがとう!!
第632話 【再始動】
羌瘣の秘術により生き返った信は、飛信隊員に囲まれる中、突然目を覚まします。
何事もないかのように起き上がる信をみて、飛信隊員は声にならないほど驚くのでした。
やがて、信が生き返ったことを理解しはじめて、やがて一斉に信へと飛びつきます。
楚水は信の顔へ、渕さんは信の股間近くで喜び、他の隊員たちも喜びを分かち合うのでした。
そして、河了貂はというと。
河了貂は無言のまま、信に抱きつき、信の胸の中で安堵し震えながら泣くのでした。
信は、河了貂に身を任せたまま、目線を下にやります。
すると、そこには目を閉じたまま横たわっている羌瘣の姿があり、信は目を見開きただ一言「羌瘣」と名前を呼ぶのでした。
羌瘣の想い人
未だ”天地の間”で、さまよっている羌瘣。
すると、そこに象姉があきれた顔をしながら近づいてきます。
象姉がかつて、人を生き返らせる秘術は誰も使えないと言っていました。
その正体は、自分の寿命と引き換えに誰かを助けたいと思うことがない蚩尤族にとっては、”誰も使えない”という意味でした。
しかし、羌瘣は”信のため”に使いました。
それがどういうことを意味するのか、羌瘣はピンときていません。
象姉は、尾平のためでも、この秘術を使ったかと羌瘣に問いかけますが、羌瘣はあっさり否定するのでした。
そこで次に象姉は、羌瘣にいつから信のことが気になる存在だったのかと質問します。
その質問に、羌瘣は「会ってすぐくらいから」とカミングアウトするのでした。
さすがの象姉も「えっ」と声をあげてしまいます。
象姉との楽しい時間もそう長くは続きません。
さいごに象姉から羌瘣へ悪いことが1つ、よいことが2つあると聞かされます。
まずは、悪いこと。
それは、羌瘣の寿命は縮んでしまった事実でした。
一方の2つのよいこと、を言いかけたとき、羌瘣の意識はもとの世界へ戻り、結局聞けず仕舞いに終わってしまいます。
歓喜のとき
羌瘣が目を覚ましたとき、象姉との会話は忘れてしまっていました。
こうして、信と羌瘣は瀕死ではありますが、なんとか生き延びることができて、飛信隊はようやく元の姿へ戻ります。
そんな中、王翦本陣から李牧軍を追っていた蒙恬と王賁が、飛信隊に合流します。
信の訃報をきいて焦って来てみれば、なんともない信の姿をみて安堵している様子です。
そして、蒙恬から李牧が敗走しているとの報をきいた飛信隊は、李牧を追おうとします。
ところが、趙左翼の馬南慈、趙右翼の紀彗も同様に逃走しているようです。
つまり、趙軍の全軍退却。
蒙恬は、いまは追うことよりも、いちど喜んでおこうと提案します。
なんのことか理解していない信に、蒙恬は高々に…
十五日にも及んだ朱海平原の戦いは、秦国の勝利だ!と宣言し、秦国兵は一斉に歓喜の雄たけびをあげるのでした。
第632話 【再始動】おわり