2019年9月17日に発売された『五等分の花嫁』11巻(第87話~第95話)のあらすじと感想です。
簡易的なものですので、是非ご自分の手でお読みください。
目次
第11巻『五等分の花嫁』
・表紙→花嫁姿の五月ちゃん(イメージカラーは赤)
・累計発行部数720万部突破!
・公式キャラクターブック発売決定!
【 キャラクターブック 収録内容 】
①五つ子それぞれの魅力に迫った特集記事
②各キャラクターのベストエピソード(神回)のネーム一挙公開
③初期キャラクターデザインや単行本ラフ等未公開イラスト満載のお宝イラストギャラリー
④超激レア!書店特典イラストまとめ
第一弾は一花!11月15日発売予定。以降、毎月1冊刊行予定!
第87話 私と姉妹①
小学生の頃の五つ子、母親の退院、京都への修学旅行
(新幹線内で風太郎の幼馴染、竹林とも遭遇しています)関連の話。
五つ子の回想の話です。(6年前?)
小学生の頃、見た目も身体能力も同じであることから、瓜5つと評していた五つ子でしたが、その中で四葉だけにスポーツの能力が開花します。
これを機に四葉の中の心境にもある変化が訪れるのです。
今後、四葉を中心とした物語になっていきます。
第88話 私とある男子①
京都への修学旅行、風太郎との出会い、母親の死、マルオが正式な父親になったお話。
京都への修学旅行中、迷子になってしまう四葉と 時同じくして、京都への修学旅行中に独りになった風太郎とが出会った時のお話。
幼き四葉と風太郎は共に、家族のため将来なりたい自分を誓い合います。
迷子である四葉は、まだ正式な結婚を終えていないマルオ(現、父親)に見つけ出され、四葉と風太郎(一時的)は宿泊先に連れ戻されました。
四葉が二乃に風太郎との話を楽し気にしている最中、四葉は風太郎が五つ子の誰か(恐らく一花)と談笑しているところを目撃してしまいます。
風太郎は四葉が五つ子であると知りませんから仕方がありませんが、四葉は自分を認識してもらうためにリボンを身に着けるようになり、個性を出すようになったのです。
そんな四葉に母親は、1番にならずとも一人一人が特別であり、5人でいることがなにより大切であることを教え諭します。
その後、母親は亡くなり、五月は母親の代わりになることを密かに誓い、マルオが五つ子を引き取ることを宣言します。
(マルオのおかげで、5人はバラバラになることなく、現在まで過ごしています。)
第89話 私と姉妹②
中学生になった五つ子、そして転校がメインです。
中学生になり、各々が現在の特徴である髪型や装飾品を身に着け、個性を出すようになりました。
中学生になった四葉は、他の姉妹と違いインターハイに出場するまでの成績を残すようになり、次第に姉妹の中で一番であり、特別であると考えるようになります。
天狗状態の四葉でしたが、そんな折、進学校特有の落第者は退学させられる制度に四葉だけが該当してしまいます。
四葉が退学させられると知った他の姉妹たちは、試験でカンニングしたと嘘をつき、四葉と一緒に転校するとし、5人で一緒にいることを選びました。
このことにより、四葉はこれまでの自らの考えを反省し、これからは皆のために生きることを決めるのでした。
第90話 私とある男子②
四葉視点での風太郎との再会から今までの秘めたる想いが明かされた全四葉推しが涙した回です。
第1話で四葉と風太郎は再会(風太郎は覚えていない)します。
四葉は、京都で会った時とは雰囲気がまるで違う風太郎にも瞬時に気が付きました。(俗にいう愛の力)
一方で、風太郎は四葉と気が付くことが出来ませんでした。
そんな中、自分だけが知っている風太郎の魅力を他の姉妹たちが触れていくうちに好意を寄せるようになったことを悟り寂しい気持ちを抱くようになります。
そんな折、風太郎が勉強熱心になった理由が京都で四葉自身と誓い合った思い出にあることを知り、風太郎に本当の気持ちを打ち明けようか戸惑ってしまうのです。
しかし、四葉は自分のせいで姉妹たちを転校させてしまった負い目を感じ、自分だけが特別になってはいけないと思うのと同時に、風太郎への気持ちも京都での思い出も全て消してしまう選択をするのです。
最後に、四葉はブランコの上で「上杉さん(現在)、風太郎君(過去)ずっと好きだったよ」と呟き、自分の想いを封印してしまうのでした。
第91話 偶然のない夏休み
風太郎の夏休み回①です。
突如、現在住んでいる家が取り壊されることになり、退去を余儀なくされる五姉妹。
風太郎とらいはは、風太郎のクラスメイト共に、海に遊びに行きますが、五姉妹は丁度引っ越しする日だったので不参加。
風太郎はクラスメイトと楽しい時間を過ごしますが、風太郎の中で五姉妹の存在は大きなものとなっており、五姉妹がいたらもっと楽しかったのだろうなと呟いています。
そんな風太郎は、五姉妹をプールに誘うのでした。
第92話 秘密の痕
風太郎の夏休み回②です。
五姉妹とプールに行く風太郎。
水着姿で風太郎に積極的なアピールする二乃と三玖。
普段通りの一花と四葉。
その姿を見て安堵する五月。(修学旅行の二の舞になると思っていた)
二乃と四葉、一花と三玖、五月と風太郎ペアでウォータースライダーをすることになり、怖がりの五月に茶化し交じりで手を繋ぐ提案をする風太郎。
そんな風太郎に、ドキンとする五月。
結局、一日中遊び、風太郎と四葉は日焼けをしますが、風太郎の右手は不自然な形の日焼けしていない部分が・・・。
五月も自分の手を見て何かに気づき、はっとしていてお話は終わります。
第93話 ツンデレツン
パン屋の店長へのお見舞い(二乃のツンデレツン)と五つ子の母親の命日回です。
風太郎と二乃はパン屋の店長(怪我をして入院している)のお見舞いに行きますが、二乃の様子が何やらおかしい。
ここ最近、フー君と呼んでいたはずが、上杉と呼んだり、初期の二乃のような冷たい口調で風太郎を攻め立てます。
風太郎は自分が読んでいる恋愛のガイドブックに押しても駄目なら引いてみろと書いてあったのを思い出し、二乃も実践しているものだと思い、余裕をかまします。
ところが、なおも冷たい態度を取り続ける二乃を見て、流石のパン屋の店長も、風太郎が何かして怒らせたのではないかと問い質す始末。
仕舞には、風太郎は二乃に触らないでと言われ、二乃が自分の気を惹かせるために冷たい態度を取っていると勘違いしたことを恥じています。
一方、二乃はやりすぎたー!と絶賛後悔中。
後悔している最中、二乃は病院内でマルオと出会います。
二乃はマルオに、明日は二乃たちの母親(マルオの家内)の命日なので、一緒にお墓参りをしようと提案しますが、マルオは忙しいとだけ告げ去ってしまいます。
独りになった二乃に風太郎が用意していた花束を手渡します。
ご機嫌取りかと尋ねる二乃に、風太郎は明日は母親の命日だろうからそのための花束であると伝えます。
ここでようやく、元のデレデレの二乃に戻ります。
元に戻った二乃を見て、風太郎はビビらせやがってと悪態と付きますが、その台詞を聞いた二乃は満面の笑みを見せるのでした。
翌日、五つ子は母親のお墓参りを行いますが、そこには、五つ子が用意した花や風太郎が用意した花でもない、第三の花が供えてありました。(恐らくマルオ)
そして、母親の墓前で一花の進退について触れられ、一花は学校を辞めることを皆に告げるのでした。
第94話 分枝の時①
一花が決断した退学と風太郎と姉妹たちの想いがメインです。
一花の退学に猛反対の二乃。
一方で、戸惑いながらも一花の夢を応援する四葉、一花の想いを尊重する五月。
三玖は一花が三玖にしたことに対して、後ろめたい気持ちがあるから退学を決めたのではないかと言いながらも、退学には反対しています。
しかし、そんな姉妹たちの説得にも一花の考えは変えられませんでした。
そんな一花も風太郎なら止められると三玖は考えますが、説得を試みた風太郎も敢え無く説得に失敗するのでした。
そして、一花の最後の心残りとしていた、6年前に風太郎と出会っていたことを四葉に話し始めるのでした。
第95話 分枝の時②
四葉に対する姉からのアドバイスと風太郎が出した代替案の回です。
ブランコに乗る四葉と一花。
風太郎と初めて出会った京都での話。
スクランブルエッグ時に慰めてくれた四葉が秘めていた想いに対して謝罪する一花。
四葉も以前の学校で一緒に転校してくれて自分を一人にさせないでくれた恩を伝えます。
そんな四葉に、一花は「四葉は四葉の本当にやりたいことを探しな」とアドバイスするのでした。
一方、風太郎はどうにかして一花の退学を阻止しよう代替案を出します。
それは、風太郎の自主製作映画の主役に一花を女優として雇うというものでした。
主な内容としては、風太郎が家庭教師役、一花は生徒役で勉強を教え、その間を撮影するというものです。
ところが、風太郎が用意したお金では、女優一花を雇うことが出来ないことが判明。
そこで風太郎は、一花にお金を貸してくれるように頼みます。
シリアスな展開から一転、大笑いする一花。
結局、風太郎の出世払いということで、商談は成立。
一花は、退学せずに休学扱いになり、姉妹とは別な新たな生活を始めるのでした。(11巻完)
12巻へつづく
感想
待ちに待った最新刊!
四葉ちゃん推しとしては、5巻の勤労感謝以来の濃密な巻となりましたね。
なんといっても第90話は涙なくしては語れません。
花嫁とか関係なく、四葉ちゃんには唯々幸せになってもらいたいです。
もちろん、他の子にも幸せになってもらいたいですけどね!
ところで、最近巷で賑わいを見せている五月ちゃん花嫁説をここでさらっと紹介します。
①第77話以降、風太郎が五月ちゃんの名前を呼んでいない説
②マガジン最新話(第101話)まで五月ちゃんは皆勤賞?説
①ですが、好きな子を意識するあまり名前が呼べなくなったのではないかと言われていますね。
②に関しては、手だけの登場だったり、鐘キスが五月ちゃんだった場合などとツッコミどころは多々ありますが、ねぎ先生ならひっそり仕込んでいてもおかしくはない話ですよね。
とはいえ、物語も既に70%を過ぎているようですので、佳境に入ってしまった感じです。
引き伸ばせたとしても蛇足にしかならないということなので、引き伸ばしなしでスパッと終わるようですが、仮に10年続いたとしても読み続けたい作品ですね。
これから、毎週ドキドキする内容になっていくでしょう。
今回はここまで!また、明日からもますます目が離せませんね!