2019年12月11日発売 週刊少年マガジン 2・3号に掲載されている五等分の花嫁 第114話のネタバレと感想です。
注)ハンカチ・ティッシュをご用意ください
目次
前回のお話
最新話 第114話 【最後の祭りが風太郎の場合②】
風太郎の回想
食堂で顔を突き合わせる四葉
宿題を見てくれることを喜ぶ四葉
バスケ部入部をお断りする四葉
第21話おまじない回での四葉
勤労感謝回での四葉
陸上部を辞めさせようとした時の四葉
観覧車での四葉
旅館で五月の変装がバレる四葉
クラスメイトに風太郎との仲を冷やかされたが風太郎を応援すると決めた四葉
96話で1ミリも悔いの残らない学園祭にしようとする四葉
回想おわり
風太郎と四葉
保健室
目の前にいる風太郎に信じられない様子の四葉
風太郎がここにいる理由が分からないので、怪我をしたのかと尋ねます
そんな四葉の冗談に、四葉に会いに来たと真剣な眼差しを送る風太郎
それでも信じられない四葉
風太郎もなんでこんなことになったのだかと自分の出した答えに呆れている様子
その上で、風太郎が保健室に来た時に四葉が居なかった理由を問います
四葉は風太郎が来るとは微塵も想像していなかったといいます
風太郎は学園祭初日に四葉から貰った唐揚げ券を使い、一緒に食べようと決めていたようです
そして、風太郎が口を開きます
おまえは・・・
ごめんなさい!!
間髪入れずにお断りされる風太郎
さすがの風太郎も放心状態
四葉の呼びかけにも上の空状態
風太郎は顔を真っ赤に呆然とした状態で勇気を出して決断したのにと打ち明けます
四葉は風太郎の選択は光栄には想うが、それでも風太郎にはもっと良い人がいるから四葉自身で収まっては勿体ないと満面の笑みで答え、他の姉妹を薦めようとします
しかし今回の風太郎は一味違います
今は四葉の気持ちを聞かせて欲しいと食い下がりません
顔をぐっと近づけられた四葉は顔を真っ赤に染めます
そして四葉は・・・
逃亡します
風太郎は逃亡する四葉を逃がすまいと追いかけますが・・・
結果
逃します
地団太を踏んで悔しがる風太郎
その時、階段上から五月が登場します
五月に遭遇した風太郎は他の姉妹のことを気遣おうとします
しかし五月に他の姉妹より今は四葉であることを諭され、そして五月から四葉が向かった方向を教えてもらうのでした
抑えられない感情
四葉の行方を探す風太郎
ここから風太郎のモノローグが解禁されます
四葉は常に言っていた
後悔のない林間学校(ミイラ女姿の四葉の口元)
後悔のない修学旅行(イオンでお買い物時の四葉の口元)
1ミリも後悔の残らない学園祭(96話での四葉の口元)
何度も何度もしつこいくらいに四葉は風太郎に言い続けました
そして風太郎は諦めないと心に決め、四葉を探し続けます
やがて・・・
風太郎は四葉を発見するのでした
風太郎の告白と四葉の嘘?
今度こそ逃がすまいとする風太郎でしたが、段差に躓き、四葉の前にヘッドスライディングをします
動かない風太郎に心配そうに近づく四葉
風太郎はこの好機を逃しません
四葉の足首を持った上で、風太郎は四葉へ想いを告げ始めます
四葉の姉妹たちは凄く良い子たちで大好きである
みんなの家庭教師が出来たことを誇りに思う
だけど四葉が居なければ風太郎はとっくに躓いていた
すでに泣きそうな四葉
逃げることを辞めてその場に座り込みます
なおも風太郎は続けます
風太郎自身は弱い人間だからこの先何度も躓き続けるだろう
そしてこんなダサい俺(風太郎)の勝手な願い
躓いた時に四葉が隣に居てくれると嬉しい、安心する
四葉は風太郎自身の支えであり、風太郎も四葉の支えでありたい
想いを告げた風太郎は、今度こそ四葉から答えを聞き出します
四葉は消え入りそうな声で答えようとします
その時、四葉の心の声では風太郎が嫌いであると伝えることを強く念じます
しかし、同時に思い出されるのは風太郎との想い出
そんな四葉の心の中では
” 嫌い ”
(6年前、京都の神社で願い事をする風太郎の姿)
” 嫌い ”
(21話おまじない回で見下ろした時の風太郎の姿)
” 嫌い ”
(勤労感謝回で作中最大の笑顔である風太郎の姿)
心の中で何度も何度も自分に言い聞かせます
そして、四葉が出した答え
好きです
(21話おまじない回と同じ構図 仰向けの風太郎と見下ろす四葉)
上杉さんには嘘を付けない
上杉さんには嘘を付けない
ずっと好きでした
と四葉も告白したところで次回に続きます
感想
はああぁ~
おめでとう!
四葉ちゃん!!
おめでとう!
風太郎!!
こんな心に響く告白のシーンを見たことがありません
ずっと涙が止まりません
プロポーズのような告白でしたね
間違いなくラブコメ史上屈指のシーンとして私の中でいつまでも生き続けるでしょう
風太郎の告白は響き過ぎです
飾らず、泥臭く、それでいて不器用な風太郎がありのまま表現されていました
自分の弱さを曝け出し
それでも四葉ちゃんの支えでありたいと望む
強がりばかりの風太郎とは思えないくらい素直でありのままでしたね
そんな風太郎の告白に対して心の中で偽りを演じようとする四葉ちゃん
自分の幸せより姉妹の幸せを望む四葉ちゃん
嫌いと言って吹っ切ろうとしているけれど、思い出されるのは好きな人との楽しい想い出しかない
自分自身を偽っても、風太郎には嘘を付けない
この葛藤の末に出した結論が” 好き ”という言葉でした
告白=成立
ラブコメの告白といえば、ヒロインは主人公の告白を受けるだけというところがあります
確かに、五等分の花嫁でもその公式は少なからず当てはまるでしょう
それでも、風太郎は四葉ちゃんに断られる可能性も感じていました
そして四葉ちゃんも最後まで断ろうとしていました
だからこそ、二人が結ばれた瞬間に感動が生まれます
ここに至るまでの二人の関係性がこの感動をさらに大きなものにしているのでしょうね
この話の煽りでもありましたが
消したはずのこの想い
消すことなど出来ぬほど強く、深かった
まさにその通りです
本編読んで涙が溢れましたが、このたった2行の煽りで追い打ちをかけられました
この感情を表現するために適した言葉を今の私では持ち合わせていません
胸が締め付けられ、そして鳩尾(みぞおち)がぎゅー!となる感じ
どうしたらこのようなお話が考えられるのでしょうか
ねぎ先生は尊いですね
今となって思い返せば、風太郎が学園祭初日に誰も選ばないと言ったのも四葉ちゃんのためだったのでしょう
四葉ちゃんに告白をすれば、四葉ちゃんの大好きな姉妹たちが失恋し苦しむことになる。
そのような姉妹の姿を見て、四葉ちゃんは喜ぶでしょうか。
答えはNOですね。
それでも風太郎は選択しました。
” 何かを選ぶときは何かを選ばないとき ”
修学旅行のときに風太郎が四葉ちゃんに送った言葉です。
表裏一体、どちらの選択が正しいかは分かりません。
だからこそ、風太郎は100話でもあったように、この選択が正しいのか思い悩んでいたのでしょう。
結果として、四葉ちゃんに告白し結ばれました。
しかしその裏では、他の姉妹たちが悲しませる結果となったのも事実です。
風太郎がこれからどのように他の子に接していくかが重要ですね!
ちなみに、今回のお話は14巻冒頭です!
最初からクライマックス状態!!
ねぎ先生のつぶやき通りなら14巻で完結します。
物語も終盤です。
姉妹たちのフォローや四葉ちゃんとの甘い甘い生活などをやればあっという間に最終話ってことにもなりかねません。
ここからの話はかなり濃密なものになるでしょうね。
毎回、脳が溶けてしまうような展開に期待しましょう!
次週はお休み予定なので、再来週まで我慢ですよ!
それでは次回もお楽しみに~
あとがき
注)ここからは114話の内容とは関係のない余談です
作品のコンセプトとして、誰が花嫁であるかを予想しつつ物語は進められてきました
従って、花嫁は〇〇である考察を楽しむ派と〇〇が花嫁が良いなあと思いながら楽しむ派が入り混じった状態です
そのためか両者の間や姉妹推しの間で争いが絶えなかった気がします
私自身もこのブログ内で、~があったから〇〇が花嫁だ!と言ったり、こじつけたりしてきました
自分のブログですから、自分の考えを綴っても問題はないとは思っています
しかし一部では、自分の思い通り(好きな子が花嫁ではない)にならなかったからといって漫画を燃やす画像をTwitterで投稿したり、キャラクター批判や作品批判をする人たちも見受けられました
これはとても悲しいことです
花嫁に選ばれなかった子は花嫁ではないからという理由だけで価値がないとでも言いたいのでしょうか
この作品に限らず、漫画、小説、ドラマにも架空のキャラクターしか居ません
作者が一人一人、性格や名前といった命を吹き込んで作り上げています
それをどうして批判できましょうか
読むのを辞めたければ勝手に辞めれば良いのです
批判すれば、パフォーマンスをすれば自分の思い通りの展開になるとでもいうのでしょうか
思い通りにしたいのであれば、与えられる立場ではなく、与える立場(作者側)になれば良いでしょう。
そして批判を受けた時にどう思うか、よく考えてから行動してください。
綺麗ごとかもしれません
ただ、みんなが綺麗ごとを求めればそれはやがて、綺麗”ごと”ではなくなるかもしれません
しんみりしてしまったので、最後に考察をあげます!
アニメED『Sign』は風太郎の歌!?
アニメEDでも知られます『Sign』
歌詞を聞くと四葉ちゃん(京都の子)の歌?
一花の歌?それとも五月ちゃん?
様々な憶測が飛び交いますが、そこで今回投じるのが
『Sign』風太郎説 です
ツッコミどころ満載ではありますが、早速紹介したいと思います。
(歌詞)
隠していた強がりは(ただひとり)あなただけにバレてた
アニメ五等分の花嫁ED『Sign』/内田彩 歌詞一部抜粋
一見、嘘の笑顔を見抜かれた一花の歌詞にも思えるこの一節
実は、風太郎のことだったのです!
解釈は以下の通りです。
” 隠していた強がり ”
ご存知の通り6年前の京都で、風太郎は自分は存在価値のない人間だという思いから班行動から離脱します。
離脱するための理由がトイレに行くため。
明らかに強がりでしたが、無理にでも周りに諦めてもらうように嘘をついています。
やがて、高校生になり第1話
独りぼっちで昼食を摂る風太郎に対して、周りは冷ややかな言葉を投げかけます。
風太郎は自身の人生には関係ない人間の戯言としながらも、「・・・」と無言になっています。
明らかに強がっていますね。
そして、林間学校の肝試し前の飯盒炊爨(はんごうすいさん)
前田くんとの会話の最中、肝試しを一人でやらないといけない、これだけが嫌だったんだ、と呟いています。
肝試しをやる気いっぱいと見せかけて実は”一人”という葛藤があったのでしょう。
” (ただひとり)あなた(四葉ちゃん)だけに バレてた ”
結果はご存知の通り、風太郎は四葉ちゃんと一緒に肝試しの係りをやりました。
四葉ちゃんはキャンプファイヤーの係りでしたが、風太郎のために肝試しの係りまで担ってくれたわけです。
そして未来の風太郎は四葉ちゃんに傍に居てくれてありがとうと伝えるのでした(恐らく肝試しが理由)
いかがだったでしょうか?『Sign』風太郎説
こじつければ全部風太郎の歌詞にすることも出来ます。
それでもこの後の歌詞は突っ込まれると困るので、これ以上は考察しません!
しかし、風太郎視点で聞くとこれまた泣ける歌となっています。
みなさんも是非きいてみてください!
Twitterもやっています!
ブログプロフィールから絡みに来てください!
全員好きなので、ずっ~とお話出来ますよ!
おわり!