2019年10月9日発売 週刊少年マガジン 45号に掲載されている五等分の花嫁 第105話のネタバレと感想です。
目次
前回のお話
【扉絵】
学園祭最終日(夜)、廊下で窓ガラスに手を当てる三玖
最新話 第105話 【最後の祭りが三玖の場合①】
学園祭前、自宅で1人パンケーキの練習をする三玖。
(母親や二乃が作るパンケーキのようには作れないようです)
そこへ、よだれを垂らしながら味見役を買って出る五月。
三玖とクラスメイト
場面は学園祭初日へ
五月との特訓のおかげで三玖のパンケーキは大好評です。
クラスの女子からも好評で三玖の株は上昇しつづけています。
たこ焼き屋をやっている男子には負けないと意気込む女子たち。
三玖はクラスの男子の話だけど、と切り出しながら
意地を張らずに男子と仲よくしよう!
一緒に模擬店をやれば学園祭ももっと楽しくなる!
とクラスの女子を説得しようとします。
しかし、これは三玖の頭の中の発言で、実際に言う勇気はありませんでした。
クラスの男子の話だけど・・・、と切り出してから何も言わない三玖に対して、女子たちは三玖に好きな人がいるのだと盛り上がります。
女子たちは三玖なら誰であろうと成功間違いなしだと後押しします。
三玖は、女子たちにお礼を言いながらも、風太郎の姿を思い浮かべ、”この恋は成就不可能”だと自己完結してしまいます。
そのときです。
女子たちが突然、風太郎の名前を口にします。
ドキッとする三玖。
女子たちは、ただ単に風太郎が屋台の見回りに来たため、風太郎の名前を出しただけでした。
しかし三玖は、三玖の好きな人=風太郎であると女子たちに言い当てられたのではないかと焦るのでした。
そこで女子たちは三玖の好きな人が気になるのか、五つ子と仲の良い風太郎に、三玖の好きな人を聞き出そうとします。
風太郎は冷や汗をかきながら、三玖に好きな人がいるなんて初めて聞いたと白を切ります。
このままこの話を続けさせないために、咄嗟に三玖が話に割り込み、この話は終わります。
クラスの男子といえば、たこやき屋の様子が気になる女子たち。
今のクラスは、模擬店の出店に関して大揉めした結果、険悪なムードになってしまっています。
風太郎も三玖もこのままではいけないと、和解させようとします。
しかし、女子たちは乗る気ではありません。
そのため、三玖は男子と女子の仲を取り持つためにひと肌脱ぐのでした。
たこ焼き屋に敵情視察をするという名目とともに。
三玖の成長と非常な現実
たこ焼き屋に来た三玖と風太郎。
そんな二人が見た光景は、女子には負けないと息巻く男子たちの姿でした。
想像以上に双方の溝は深いとしながらも、変えられるのは三玖しかいないと伝える風太郎。
そもそも風太郎は学級長であり中立に属します。
そのため、パンケーキ派の首領をやっている三玖だからこそ、与える影響も絶大だとします。
ただし、これは風太郎の直観であるため、信じるも信じないも三玖の自由とも伝えます。(ズルい言い方ですね)
当然、三玖は風太郎を信じる道を選びます。
早速、三玖はたこ焼き屋に向かいます。
しかし、男子たちはパンケーキのリーダーということで三玖を門前払いをするのでした。
門前払いされる三玖でしたが、今度はお客としてたこやきを注文します。
それでもたこ焼きを作ろうとしない男子たち。
しかしその中で1人だけ注文を聞き入れ、作り出す人物が。
前田くんです。
前田くんは三玖に、林間学校前に一花に扮する三玖に対してキャンプファイヤーに誘い、また、その際に怖い思いをさせたことを詫びるのでした。(休学前に一花から聞いたらしいです)
三玖も前田くんに騙したことを謝罪します。
和解したところで、三玖がたこやきを食します。
普段の三玖からは想像できませんが、ただ一言だけ発します。
うまっ
そのあと、咄嗟においしいと言い換えますが、三玖の素直な意見に自信をつける男子たち。
それと同時に、四葉がたこやきを食べた時のリアクションと同じだったため、さすが五つ子だと笑うのでした。
たこやきの美味しさをクラスの女子たちにも味わってもらいたいとする三玖。
そして、この学園祭を卒業したあとにでも語れるような喜ばしいものにしたいと熱い思いを男子にぶつけます。
この熱意ある言葉に、先ほどまで頑なに拒んでいた男子たちは動揺し始めるのです。
そこへ武田くんが三玖に助け舟を出します。
前田くんが将来、前田くんの奥さんとなる松井さんに、密かにたこやきを食べさせていたとリークするのでした。
途端にクラスの男子から敵対心を向けられる前田くん。
それは、素直になれない男子たちにとっては抜け駆けであり、羨ましいことでもあったためです。
男子たちは続々に、~さんに食べさせたいだの、~ちゃんにだの言い合います。
三玖の想いがクラスの男子たちの想いを変えたのです。
風太郎は学級長の仕事があるからと三玖と別れますが、その際に、
三玖が皆を動かした、強くなったな
と自然に褒めるのでした。
風太郎と別れたあと、三玖はとびっきりの笑顔でガッツポーズをします。
そして、勇気を出せばどんなことでも変えられると自分を奮い立たせるのでした。
学園祭初日 17:10
事件は起こります。
たこやき屋から火の手が上がります。
幸いボヤで済んだようですが、学校側としては黙認することは出来ないということで、たこやき屋に出店停止命令が出されます。
火の手を見ていた三玖は、せっかく皆が一致団結し、これからという時に起きた出来事に頭の中でパニックになってしまい、立っていられなくなるのでした。
第105話 【最後の祭りが三玖の場合①】おわり
感想
ついに始まりました、三玖回。
と、そのまえに、扉絵を見て、色々気が付いたことがあります。
今回の扉絵は三玖ですが、ページ右側に2枚のポスターが貼ってあります。
『歴史』と『茶道部』です。
これは、歴女+抹茶ソーダを意味しているのだと思います。
そこで、一花・二乃の扉絵を確かめてみました。
一花・・・ベランダから外を眺めている。
これはこれから始まるキャンプファイヤーを見ているのではないでしょうか。
一花はキャンプファイヤーに思い入れがあるでしょうから、関連していると推測します。
二乃・・・黒板にあるパンケーキの文字。
これは、マルオとのパンケーキに関連しますね。
特に、花嫁に繋がる手掛かりではないでしょうが、扉絵にこのようなヒント?が隠されているとなると、今までの扉絵にも何かしら隠されているかもしれませんね。
さてさて、本編の感想です。
三玖は努力家ですね。
模擬店に出すパンケーキも相当練習しているようです。
作ったパンケーキは全て、カ〇ビィ五月が味見をして監修しているのでしょうから、売れて当然ですね。
そして、三玖と五月の絡みは久々だったので、嬉しいですね。
今回は三玖が考える風太郎の答えが明確になりました。
初日の全員集合前の時点で、風太郎→三玖の恋心はないと推測しているようですね。
そうなると、風太郎が皆の前で答えを出さなければならないと伝えたときには、ある程度覚悟をしていたのでしょうか。
切ないですね。
それから、今回は三玖の貴重な台詞もありました。
四葉・らいはも言った、うまっという言葉です。
すぐに、おいしいと言い直していますが、この台詞から察するに、今後五つ子の口調が変わってくることを示唆しているのではないでしょうか。
五月ちゃんに関しては、敬語がなくなるでしょうから、口調の変化は必然になります。
その上で、姉妹たちが似たような口調になるのであれば、結婚式の控室での会話を誰がしているかが口調だけでは特定できなくなったわけです。
これで控室の考察は振り出しに戻ったのではないでしょうか。
それはそうと、三玖は成長しましたね。
もはや風太郎なしでも十分なくらい強くなりました。
むしろ、風太郎以上に立派な一人前かもしれません。
今の風太郎は、ただのチュー太郎ですからね。
そんな矢先にボヤ騒ぎですから、相当ショックだったのでしょう。
ボヤ・・・、ボヤの規模なのかな・・・、うん、ボヤですね。
それにしてもボヤが起きた時刻が不穏です。
17:10です。
お気づきになりましたか?
午後 5時10分です。
「ご-とう-ぶん」
つまり、五等分なんです。
そう、ただそれだけです(笑)
このような、こじつけしているだけでも楽しい漫画って珍しいですよね。
これだから、読むのを辞められないのです。
ますます気になる展開になっていますが、今回はここまで。
次回もおたのしみに~!